春なのに?!梅雨時期も?!紫外線に要注意!!
今年は観測史上最も暑い5月と言われています。特に東日本や北日本では気温が平年を大きく上回り、5月の東京の夏日は、5月27日時点で19日目で記録を更新、平均気温もこれまで最高だった1982年の20.7℃を上回る可能性が高いそうです。
そして5月を過ぎればいよいよ夏の始まり。1年間で最も紫外線が気になる季節ですね。
紫外線量は3月ごろから徐々に増加し始め、6月~8月に最も多くなります。冬の間、乾燥によるダメージを受けた肌は、バリア機能が低下して刺激を受けやすくなっています。
6月は梅雨時期で湿度が高く、肌も潤っていて、乾燥とは無縁・・・な気がしますよね?でもこの時期、逆に乾燥しやすいのです。冬の時期から乾燥したままの肌は、わずかに残った水分を逃がすまいと皮脂を分泌して肌の外側をコーティングします。だから潤っている気がするのは、水分による「潤い」ではなく、皮脂による「テカり」なのです。
乾燥は諸悪の根源
乾燥すると粉をふいたり、テカったり・・・美肌とは程遠い状態です。でも、「乾燥」がもたらす弊害は、「粉をふく」、「テカる」だけじゃないんです。
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シワの原因に
乾燥した肌は角質層が硬くなり、シワの原因になります。
例えば、「ほうれい線」ってご存知ですか?乾燥により硬くなった角質層が弾力を失うことで、表情筋(顔の筋肉)が衰え、小鼻から口元にかけてのライン(ほうれい線)が癖として残るようになります。 つまり表情筋の老化によって生じる「シワ」です。また目の周りの皮膚は薄いので、特に乾燥しやすくシワもできやすいところです。 -
ニキビの原因に
ニキビというと、乾燥とは縁がなさそうな若い人にできるもの。。。そんなイメージがありますが、乾燥はニキビの原因にもなるんです。
水分の少ない肌はバリア機能が低下していて、細菌が入りやすく増殖しやすい。だからニキビができるのです。 -
シミの原因に
シミのもとは、紫外線によって過剰に生成されたメラニン色素。正常な肌では、角質は古くなると自然に剥がれ落ちていきますが、乾燥してバリア機能が低下した肌では、代謝がスムーズに行われなくなります。その結果、メラニン色素を含んだ古い角質が停滞し、シミを作ってしまうのです。
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美肌成分生産ストップ
コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンという美肌3成分を聞いたことがある方は多いでしょう。この3成分を作る「線維芽細胞」は皆さんの肌の奥深くに存在します。
しかし水分が少なくなると線維芽細胞はうまく機能しなくなり、美肌成分を作らなくなります。年齢を重ねれば重ねる程、線維芽細胞の機能は低下していくため、注意が必要です。
乾燥肌に「さよなら」をするために・・・
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しっかり洗顔した後に、しっかり保湿
乾燥肌になると肌が敏感になり、少しの摩擦でもヒリヒリしたりしますよね。でも汚れはしっかり落とさないと、細菌が入り込み、トラブルの原因になります。
乾燥肌の方は低刺激性の洗顔用石鹸を充分に泡立てて、泡に汚れを吸着させるようにして洗顔しましょう。その後は30℃程度のぬるま湯を優しくかけて、ゴシゴシこすらずに流しましょう。
拭く時はタオルで丁寧に肌を押さえるように水気を取ります。洗顔後はできるだけすぐに化粧水で保湿して下さいね。 -
肌は内臓の鏡! 食品で乾燥肌を防ぐ!
ビタミンAは乾燥を抑える効果があり、鶏レバー、うなぎ、かぼちゃ、春菊に豊富に含まれています。
ヒアルロン酸は1gにつき約6Lもの水を抱えることができます。そのヒアルロン酸を生産する線維芽細胞を活性化させ、ヒアルロン酸はもちろん、コラーゲン、エラスチンを作らせましょう。
線維芽細胞を活性化する効果があるのは「ギャバ」です。更に「ギャバ」には血流改善効果もあることから、肌のターンオーバー(新陳代謝)を促進し、乾燥肌を改善させてくれます。 -
リラックスが一番!こころの栄養は肌の栄養にもなります!
イライラしたり、ストレスが多い日々を過ごしていると、体内で活性酸素が発生します。活性酸素は細胞の炎症や老化を引き起こすため、肌の乾燥や肌荒れの原因になります。
御自分に合ったリラックス法を見つけて活性酸素を発生させないようにしましょう。
例えば、好きな香りのアロマオイルを浴室に垂らしてゆっくり入浴しながら、小ジワの出来た部分のマッサージをするのはいかがですか。ほかにも、好きな音楽をゆっくり聴いたり、お天気の良い日に近所を散歩したり、なども手軽なリラックス法と言えそうです。「自分に合ったリラックス法が分からない」という方は「ギャバ」を摂取してみて下さい。「ギャバ」にはリラックス効果があり、特に就寝前に摂取すると質の高い眠りへと導いてくれます。良い睡眠は肌のターンオーバーを促進する成長ホルモンを分泌させることにもつながるので、美肌に近づけてくれますよ。