短時間で効果抜群。お昼寝のススメ



寝苦しい夜が続いていますが、皆さんは夜にきちんと眠れていますか?

お盆休みも終わってリフレッシュ完了、今日から張り切ってお仕事再開!のはずが、なんだか眠い。。。という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

忙しい毎日の中で、日常的に昼寝の時間を設けている、という方は少ないかもしれませんが、短時間の昼寝でも仕事の効率は大幅にアップします。なんだか午後一は調子が出ないんだ…という方!お昼休みの間のほんの少し、お昼寝を試してみてはいかがでしょうか。

 

午後の眠気、寝不足のせいじゃない?

人間に限らず、ありとあらゆる生き物には「サーカディアンリズム」が備えられていると言われています。サーカディアンリズムとは、眠くなる、起きる、お腹がすくなどの生理現象が、24時間を1単位として変動し、繰り返す体のリズムのこと。体内時計とも言われています。夜になると眠り、朝になると起きる、私たちの多くがこのような生活をしているのは、我々にそのようなサーカディアンリズムが存在しているからとも言えます。

人間の体には、この24時間を単位としたサーカディアンリズムの他、約半日を単位とした「セミサーカディアンリズム」、約90分を単位とした「ウルトラディアンリズム」が存在すると言われており、お昼の眠気はこの「セミサーカディアンリズム」によるもの、という見方もあるそうです。

セミサーカディアンリズムでは、前日の寝つきから14時間程度経過すると眠気が訪れるそう。前日の0字に就寝したとすると14時ごろ、確かにちょうど眠くなる時間です。

食事をした後に眠くなるのは、副交感神経が優位となるために起こる生理現象ですが、お昼休みの直後は、さらにセミサーカディアンリズムの所為もあって、よけいに眠くなるということですね。

 

効果的なお昼寝

お昼の眠気の正体がわかったところで、早速お昼寝を取り入れてみたいという貴方。眠り方にもコツがあるそうです。

眠りには、深い眠りと浅い眠りがありますが、お昼寝の場合は浅い眠りの方がいいようです。お昼寝はあくまでお昼寝ですので、深い眠りに入ってしまうと、いざ起きたときに頭痛やだるさが残り、却って効率が低下する、という状態になりかねません。

お昼寝の時間は15~20分という短時間に、あまり深い眠りにならないためにも、座った姿勢で眠るのがいいそうです。

世の中にはお昼寝用のスペースがある、という羨ましい会社もありますが、そうでない会社の方が多い中で、座位でも十分な効果が得られるのは嬉しいことですね。

 

短時間では寝付けない、という方は

午後の眠気に乗じていざお昼寝してみよう!と思ったら、慣れない姿勢もあって意外に寝付けない…こんなに眠いのに、いざ眠ろうとしたら眠れないなんて!なんだか可笑しいですが、こういう方も多いと思います。

その場合は、無理に眠らなくても大丈夫。眠ろう眠ろうとするのでなく、15~20分の間、目を閉じているだけでも昼寝のような効果は十分得られるとのことです。

なんだか眠れないな…と思っていても、15分~20分の間のほん少しの瞬間で、脳は眠ることができるそう。この瞬間的な眠りでも頭はずいぶんすっきりします。

そんなにすぐには寝付けない、短時間だけ眠るのはムリ…という方は、瞑想の時間と割り切って、目を閉じて過ごしてみてはいかがでしょうか。


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