見た目より頼りになる!もやしの栄養



生鮮食品初の機能性表示食品、ついに誕生

機能性食品制度がスタートしもうすぐ半年。ついに生鮮食品初の「機能性表示食品」の届け出が受理されたそうです。

機能性表示で初の生鮮食品 消費者庁が2件受理

今回機能性表示食品の届け出が受理されたのは、JAみっかび(浜松市)のウンシュウミカンと、もやしやスプライトを生産・販売する株式会社サラダコスモ(岐阜県中津川市)の大豆もやしの2件。

ウンシュウミカンは、橙色の色素であるβ―クリプトキサンチン、大豆もやしは大豆イソフラボンが機能性成分として申請されており、どちらの商品も「骨の健康に役立つ」といった内容がパッケージに表示されるようです。

発売は、ウンシュウミカンの方が11月、大豆もやしの方は10月7日になる予定だとか。

 

さて、記事を読んでいて気になったのが「大豆もやし」という点。

スーパーなどでは、この大豆もやしとふつうのもやし、細いもやしの3種類をよく見かける気がします。

 

3種類のもやし

スーパーでよく見かける、普通のもやし、細いもやし、大豆もやし。これらはみな「豆もやし」と呼ばれるもやしですが、それぞれ原料となる豆が異なります。

まず、「普通のもやし」と言っているのは、緑豆を原料としたもやしです。最も安い値段で最もたくさん売られていているので、ご家庭で食べる機会が多いのはこのもやしが多いと思います。

「細いもやし」と言っているのは、ケツルアズキ(通称ブラックマッペ)を原料としたもやしです。緑豆もやしよりも少し高い場合がありますが、ほぼ同じような値段で売られています。

そして大豆もやし。名前の通り大豆が原料で、しっかりした豆が付いています。韓国料理に良く使われているのはこの大豆もやしで、スーパーでは一番高め(と言っても50円前後で買えますが)になっています。

 

もやしの栄養

もやしの成分は大部分が水分です。3種類とも、水分量は90%以上となっています。

他には、食物繊維、葉酸、ビタミンC、カリウム、リンなど。当然ながら脂質・糖質は低く、低カロリーの食品です。

この中で、食物繊維、葉酸、カリウム、リンについては、大豆もやしには特に多く含まれています。

 

もやしの調理

もやしの栄養は、熱に弱かったり水に流れやすかったり、というものが多いので、手をかけすぎるのは厳禁です。

栄養を逃がさず食べようと思うと生食するのが一番ということになるのですが、痛みやすい野菜なので、無菌状態で栽培されているにも関わらず、残念ながら店頭に並ぶころには食中毒の危険性が高くなってしまうそうです。

幸い加熱すればだいぶ殺菌できますので、短時間で必ず加熱してから食べるようにしましょう。

茹でるなら10秒程度、炒めるときは最後に入れるなどすれば、十分に栄養のある状態で食べることができます。

 

1年中手に入り、値段も手ごろなもやし。たくさん食べていきたいですね。


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