話題の甘酒で健康に
11月も終わりに近づき、日に日に寒くなってきました。この寒さを言い訳に、極力外出せず体力を温存する日々が続いています。
そろそろ体重も気になってきたこの頃ですが、先日ダイエットに関するこんな記事を見つけました。
ダイエットと腸内環境
腸内環境と肥満の関係については、以前に発酵大麦エキス情報サイトでも紹介していますが、今回の記事では、麹菌が出す「アミラーゼ」という酵素がデンプンの分解を促し、分解物であるオリゴ糖が腸内環境を整える、としています。そして、腸内環境の悪化は、便秘や痩せにくさを招くことから、腸内環境の改善がダイエットに役立つ、と結論付けています。
腸内環境(腸内フローラ)の良し悪しは、善玉菌(ビフィズス菌など)、悪玉菌(ウェルシュ菌など)、日和見菌の、3つのタイプの菌のバランスによって決まります。オリゴ糖は善玉菌の餌になるものですので、善玉菌の活動が活発になるため、腸内環境が改善するということですね。
そういうことであれば、さっそく麹を食生活に取り入れたくなります。 麹と言えば、味噌や醤油を作るときに使う、麹菌を繁殖させた米や麦や大豆のこと。昨今の塩麹・しょうゆ麹ブームもあり、お米の麹、すなわち米麹ならスーパーなどで手軽に買うことができます。
麹菌を繁殖するお米には、加熱したものを使用しているので、そのまま食べられないこともないですが、やはり少し硬いですし、お腹を壊してしまいそうです。かと言って、味噌や醤油、塩麹などには塩分が含まれていますので、大量に摂ることはできません。
そこで、先ほどの記事の中でも紹介されているのが、甘酒として麹を摂る方法です。
お正月に振る舞われることが多いので、「冬の飲み物」として定着している甘酒ですが、そもそもは夏バテ防止や疲労回復に効果があるされていた夏の食べ物で、俳句では夏の季語になっているほど。
甘酒を作るのには少し手間と時間がかかりますが、作り方は難しくなく、炊飯器を使った作り方もあるようです。さらに、「甘麹」という甘酒を濃縮した食べ物もあるそうなので、こちらならより手軽に甘酒を楽しむことができそうですね。
甘酒には麹菌の作用でお米のデンプンから分解されたオリゴ糖がたくさん含まれ、腸内環境を整えるには最適の飲み物。ほかにも、疲労回復、美肌効果、ストレス軽減、肥満防止など、嬉しい健康効果がたくさんあるそう。
オリゴ糖も糖分なので摂りすぎには注意したいところですが、おやつの代わりにするなどで、無理なく取り入れることができそうです。
甘酒に多く含まれ、腸内環境を整えてくれるオリゴ糖。実は発酵大麦エキスにも20%程度含まれています。⇒発酵大麦エキスの成分
甘酒がお米の発酵食品であるのに対し、発酵大麦エキスは大麦の発酵食品。どちらも穀物の発酵食品ということで、効果が似ているのも納得ですね。
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