「ストレスホルモン」はGABAで抑える!
仕事のストレス
ストレスの原因と言えば「仕事」があります。みなさんはどんなときに仕事のストレスを感じますか?負担の大きな仕事や、やりたくない仕事をするときに感じるのではないでしょうか。
仕事のストレスとは、
- 知識や能力に見合わない不適切な仕事の要求や圧力
- 対処するのに能力を強く要求される困難な仕事内容から引き起こされる労働者の反応
とされています。
仕事のストレスは「会社」と「働く人」の双方にデメリット
仕事のストレスは働く人の健康だけでなく、組織自体の健全な経営という視点においても懸案事項です。
2015年12月には、労働安全衛生法の改正により、ストレスチェックの義務化が始まりました。この制度は、定期的に労働者のストレスの状況について検査を行うことで、職場におけるストレス要因を評価し、ストレスの要因そのものを低減させようというものです。
このように会社がストレスを減らす施策をする一方で、自らも積極的にストレスを発散することが、自分の健康を守るためには必要です。
では、ストレスをうけてイライラするのはなぜでしょう。まずはそのメカニズムをご紹介します。
“イライラ”のメカニズムとGABAの作用
人の体内では、ストレスを受けると「怒りのホルモン」や「ストレスホルモン」と呼ばれるノルアドレナリンが放出されます。ノルアドレナリンは交感神経を刺激し、心身を覚醒させます。ノルアドレナリンの分泌が過剰だと怒りっぽく、血圧も上昇します。つまり、ストレスでイライラするのはノルアドレナリンの分泌過剰によるものです。
そこで、ノルアドレナリンの分泌を抑制する物質として知られているのがGABAです。GABAは交感神経末端からでるノルアドレナリンの分泌を抑制します。この働きにより、仕事のストレスからくる“イライラ”を抑えてくれるというわけです。
ストレス対策をコンセプトにしたGABA配合製品が増えている
GABAは天然に存在するアミノ酸の一つで、発芽玄米や発酵食品に多く含まれています。近年はお菓子やドリンクなど、身近な食品にも配合されるようになりました。江崎グリコの「ストレス社会で闘うあなたに。メンタルバランスチョコレートギャバ」は話題になりましたよね。
大麦焼酎副産物を乳酸菌で発酵させてつくられる「大麦乳酸発酵液ギャバ(GABA)」もGABAを高濃度で含有する食品素材です。
ぜひ、皆さんも日々の生活にGABAを取り入れてみてはいかがでしょうか。