「メタボ」の次は「ロコモ」!!



「メタボ」という言葉はよくご存知ですよね?最近注目されている言葉に「ロコモ」があります。「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」の略です。骨、関節、筋肉などの運動器の働きが衰えて「立つ」「歩く」といった動作が困難になり、寝たきりや要介護になるリスクの高い状態のことをいいます。

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現在「ロコモ」もしくはその予備群(40 歳以上)はなんと約4,700 万人いると推計されています。

健康寿命を長くするためには、早い段階からのロコモ予防と治療が大切です。1日寝たきりの状態になると1年分の筋力低下を招くと言われていますから、男女問わず40才になったらロコモに対する注意が必要です。特に女性の場合は、ホルモンなどの影響で40才後半から骨粗鬆症が始まる方もいます。

 

さっそく、ロコモチェック

ご自分がロコモかロコモではないのか、さっそくチェックしてみましょう!

 

<7つのチェック項目>
  1. 片脚立ちで、靴下がはけない
  2. 家の中でつまずいたり、滑ったりする
  3. 階段を上がるのに、手すりが必要である
  4. 横断歩道を青信号で渡りきれない
  5. 15 分くらい続けて歩けない
  6. 2㎏程度の買い物袋(1㍑の牛乳パック2個程度)を持ち帰るのが困難である
  7. やや重めの家事(掃除機の使用、布団の上げ下ろしなど)が困難である

いかがでしたか?まだまだ大丈夫という人は、定期的にチェックしてみて下さいね。

 

若いうちから「ロコトレ」しましょう

「ロコトレ」とは、ロコモ予防のために、日本整形外科学会が勧めている簡単なトレーニングです。簡単に言うと、目を開けたまま片足立ちしたり、ゆっくりとスクワットしたりする方法です。

ロコモの症状が出る関節、骨、筋肉の細胞の半分が入れ替わるのにかかる時間は、関節で117年、骨で7年、筋肉で1~2か月。また、骨や筋肉の量のピークは20~30代です。若いうちから運動や姿勢を保つことで骨量や筋量を良好な状態に保ち、シニアになった時の低下を抑制することができます。

 

ロコモ予防に効果的な栄養素

運動とあわせて、予防に効果的なのはやはり食事ですね。いろいろな栄養素をバランスよく摂取することが一番大事ですが、ロコモ予防に効果的とされる成分をご紹介します。

  • ビタミンK
  • ビタミンD
  • カルシウム
  • マグネシウム
  • タンパク質
  • アミノ酸

運動と食事の両面から、ロコモを予防しましょう!

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