少しだけで満足できる!チョコレートの食べ方
もうすぐバレンタインデーですね。高級なものからリーズナブルなものまで、あちこちで様々なチョコレートが売られているのを見かけます。
バレンタインデーの発祥には諸説ありますが、最も有名なのはキリスト教の聖人ウァレンティヌス(バレンタイン)にちなんだ記念日とする説で、現在では愛の日として世界中でお祝いされています。
言うまでもなく、日本では女性から男性にチョコレートを贈るというのが定番になっていますが、義理チョコ、友チョコなど今では様々な名目でチョコレートが売られていますし、チョコレート好きにとっては、世界各地のカカオ、多数のレシピが楽しめる貴重な期間ですので、贈る・贈らないにかかわらず、大いに楽しんでみてはいかがでしょうか。
チョコレートは依存性が高い?
バレンタインデーが近くなるとチョコレート商品が増えるのは確かですが、それ以外でもチョコレートを使ったお菓子はたくさん売られていますし、お肉料理のソースとして使われることもあるほど、チョコレートは人気の高い食品です。少しだけ食べよう!と買ってきて、結局1箱食べてしまったという人も多いのではないでしょうか。
ミシガン大学の大学院生Erica Schulteさんらが行った実験によると、35種類の一般的な食品の中で、チョコレートの依存性は第2位となっています。
世界で最も依存性の高い食べ物が判明、やはりアレでした (元の論文はこちら PLOS|one)
ちなみにこの論文を基に考えると、依存性の高い食べ物の1位はピザ、2位タイはポテトチップスとなっています。確かにこの2つも『やめ時』が難しい食べ物ですね!
チョコレートはどう食べる?
チョコレートの原料となっているカカオは「カカオ・ポリフェノール」とよばれる抗酸化物質を含んでおり、血圧の上昇を抑える、血中の悪玉コレステロール値を低下させる、などの体に良い作用をもたらすことが知られています。また、カカオには鉄分やマグネシウムなどのミネラルがバランスよく含まれており、美容や健康にも役立つとされています。
一方で、現在市販されている「美味しい」大半のチョコレートは、製造の途中で砂糖、ミルク、カカオバターを加えており、原料のカカオよりも大幅に高カロリーなものになります。チョコレートを食べ過ぎると肥満になる、肌荒れする、というのは、この製造の途中で添加される糖分や脂質によるものです。
もちろん食べ過ぎはよくありませんが、適切に食べることで、十分にカカオの健康効果は得られます。
まず、カカオの美容・健康効果を得るためには、カカオ成分が高いものを選ぶこと。カカオ70%以上のものが良いとされています。
食べる量は1日当たり2/3枚程度で効果があると言われていますが、一度にたくさん食べても効果の大きさは変わりません。また、カカオ・ポリフェノールの効果は食べて2時間程度でピークを迎えると言われていますので、1回の量は1かけら程度、2~3時間おきに食べるのが効果的であるとのこと。
チョコレートの魅力は、その香りと口どけ。カカオの香りが高い高級なものを、口の中でゆっくりと溶かすように味わうのが良いそうですよ。
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