イクラやタラコなどの魚卵のプリン体は多い?少ない?



痛風や高尿酸血症、もしくはその予備軍の方にとって、プリン体を含む食品は尿酸値を上昇させる要因となるため、極力避けたいものです。「プリン体」や「尿酸値」などのキーワードでこのサイトを訪問してくださる方も多く、「痛風」関連情報への関心の高さが伺えます。

 

その食品のプリン体、本当に注意すべき?

プリン体を多く含む食品と言えば、鶏・豚・牛のレバーやあん肝、イカ、エビなどが有名。カツオやイワシなどにも多く含まれ、これらの加工品である鰹節や煮干しなどもプリン体含有量が極めて多くなります。

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これらの食品は旨みが強いものが多いので、美味しい食品にはプリン体が多いというイメージを持たれている方も多いでしょう。また、レバー以外は海産物なので、海産物にはプリン体が多い?と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

では、他にはどのような食品にプリン体が多く含まれるでしょうか。

 

一般に、「プリン体が多い食品」と考えられている食品に、魚卵があります。魚卵と言えば、たらこ、いくら(筋子)、とびこ、かずのこなどがよく食用とされています。うにも卵巣(もしくは精巣)を食べる食品ですので、広い意味では卵と言えるでしょう。これらの食品には、本当にプリン体が多く含まれているでしょうか。

一般に、プリン体を多く含む食品とは、食品100gあたり200mg以上のプリン体を含んでいるものを言います。例えば、鶏レバーでは310mg、カツオでは210mg、イカでは190mgのプリン体が含まれます。これを参考に、魚卵に含まれるプリン体を見てみましょう。

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1.たらこ

スケトウダラ(スケソウダラ)の卵であるたらこ。100g中のプリン体は約120mg程度で、明太子に加工された場合は、100gあたり約160mgとやや多くなります。

決して少なくはないので、尿酸値に不安のある方が積極的に食べるのはお勧めしませんが、多いとされている食品と比べると許容できる量ではないでしょうか。ただし、たらこや明太子は塩分が強いため、プリン体のことを抜きにしても、食べ過ぎには注意しましょう。

 

2.いくら(筋子)

サケの卵のいくら・筋子の100gあたりのプリン体の量は約16mg。これは極めて少ない量と言えますね。イクラや筋子の卵は大きいので、同じ重さでもたらこなどの小さな魚卵と比べて卵の数が少なく、プリン体の量も少なくなります。「いくらのプリン体が多い」というのは誤解だったのですね。軍艦巻きに乗っているいくらの量は15g程度程度なので、プリン体の量はほぼ気にしなくていいでしょう。

ただし、いくらや筋子もたらこ同様に塩分が強いので、食べ過ぎないように気を付けたほうがよさそうです。

 

3.かずのこ

お正月になると目にする機会が増えるかずのこの100gあたりプリン体量は約22mg。いくらほどではないにしろ、かずのこのプリン体量も極めて少ないと言ってよさそうです。寿司ねたになっている数の子の重さは20g程度です。

 

4.とびこ

トビウオの卵、とびこは軍艦巻きやちらし寿司などでよく見かけますが、100gあたり約70mgのプリン体が含まれています。いくらなどと比べると卵の大きさが小さ目ですが、こちらも神経質になる量のプリン体は含まれていないようです。

 

5.うに

うには魚卵ではありませんが、精巣や卵巣を食べるため、卵のもとになるものとして調べてみました。100gあたりに含まれるプリン体量は約140mgと多くもなく少なくもないと言ったところ。それなりに高価な食品であり、一度に大量に食べる機会はあまりないと思われますので、こちらもさほど気にする必要はなさそうです。

 

6.キャビア

世界三大珍味として知られるキャビアも魚卵の1つ。チョウザメの卵を塩漬けにしたもので、高級食材として知られています。キャビアに含まれるプリン体量は100gあたり約95mgと多くはありません。ただし、かなり強めの塩漬けになっているため、食べ過ぎると塩分の摂りすぎになります。

もっとも、キャビアは100gほどで数万円の値が付くほどの高級品。食べすぎる機会はそうそうないですね。

 

 

いかがだったでしょうか。実際に治療中の人が注意すべきなのは当然としても、多すぎるというほどでもありませんでしたね。

ただし、魚卵は基本的に塩漬けや醤油漬けなどに加工されているため、プリン体よりも塩分量が気になるところです。どれも美味しい食品ではありますが、塩分の摂りすぎは高血圧や腎障害の原因となりますので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

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