眠っているのに途中で起きる、原因はストレスかも?
夜、布団に入って目を閉じてから眠りにつくまでにかかる時間は通常20分以内と言われています。私も寝つきは悪くないほうで、普段から床について10分程度で眠りにつくことができています。
寝つきには何の問題もない私ですが、実は睡眠に関してあまり満足できる状態ではありません。なぜなら私はほぼ毎日、朝になる前に起きてしまうから。この記事を書いている今も午前3時という深夜(早朝?)です。もちろんこのまま朝まで起きていると日中眠くなってしまうので、結局4時・5時になって少しだけ眠る、というのが最近の私の日常です。
自分が不眠だとは思っていなくても、こういう方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。
中途覚醒の問題点
私のように、夜中に特に理由もなく起きてしまうケースを「中途覚醒」と言います。
睡眠は、深い睡眠と浅い睡眠の繰り返しになっていることを以前の記事でも紹介していますが(⇒睡眠サイクルを理解し、理想的な眠りを!!)、深い眠りと浅い眠りは、90分前後のサイクルで繰り返します。中途覚醒が起こりやすい人は、入眠後90分、180分などの睡眠が浅くなったタイミングで起きてしまうことが多いようです。
途中で目が覚めてしまった後、またすぐに寝付くことができるのであればあまり問題はありませんが、私のようにすぐには眠れず、睡眠が細切れになってしまう場合は問題になってきます。
中途覚醒が起こった場合でも、深い睡眠と浅い睡眠のサイクルを1,2回繰り返したところで起きるため、頭はある程度スッキリするのですが、筋肉や内臓などにはもっとまとまった休息が必要になります。頭がいくらすっきりしていても、体の方には疲れが蓄積し、疲弊していくということになりかねません。
中途覚醒の要因
中途覚醒が起こる原因には、加齢やアルコール・カフェインの摂取など、様々なものがありますが、最も大きな要因の1つがストレスによるもの。
体の機能を調整する自律神経のうち、体を活発に動かすことに関与しているのが交感神経ですが、体をリラックスさせ、休ませることに関与しているのが副交感神経です。通常眠りにつくタイミングでは、副交感神経が優位になり、脳や体が「休息する」態勢で眠りにつくことになります。
ところが、何らかのストレスを感じていると、自律神経が乱れ、入眠時も交感神経が優位になっていることがあり、その場合は脳や体が「活動する」態勢のまま寝ることになるため、当然眠りは浅くなり、中途覚醒も起きやすくなります。
アルコールやカフェインの摂取などの明確な理由がある場合はその習慣をやめてみるのが一番の近道ですが、心当たりがない場合はストレスを疑ってみましょう。自分で自覚していなくても、ストレスを受けているケースは多分にあるものです。
ストレスの軽減には、軽い運動や、住環境・生活習慣を見直しが効果的。GABAやトリプトファンなどの抗ストレス素材で対策してみるのもいいでしょう。中途覚醒を改善し、目覚めスッキリ!を目指しましょう。
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