根強い人気の青汁



食品に関する業界紙「健康産業新聞」では、毎年健康食品素材の人気ランキングが発表されます。

今年は、植物発酵エキス、コラーゲン、グルコサミン、プラセンタ、オメガ3系脂肪酸などがランキング上位なのですが、長きに渡り上位に君臨しているのが“青汁”です。

この青汁、昔はマズイというのが定説だったのですが、最近は技術開発が進み、以前と比較すると格段に飲みやすくなっています。

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青汁プラスαが主流に

青汁には、大麦若葉やケール、クマザサ、明日葉など、日々の健康をサポートする成分が豊富に含まれているのですが、最近はプラスαの成分が含まれる商品が市場を賑わせています。

例えば、サントリー社の「極みの青汁」にはケルセチンが加えられていますし、やずや社の「豆乳青汁」にはイソフラボンを豊富に含む豆乳が加えられています。

 

なかでも、プラスα素材として最も用いられているのが“乳酸菌”です。乳酸菌には、このポータルサイトでご紹介したことがあるように、腸内フローラ(腸内の微生物環境)を整える効果があることが確認されており、自然なお通じや肥満の予防、免疫力の向上といった面であなたの快適な毎日をサポートしてくれる心強い存在です。

まさに、乳酸菌を加えることで、青汁は“理想的な健康サポート素材”に近づきます。

DHC社の「よくばり青汁」、世田谷自然食品社の「乳酸菌が入った青汁」、伊藤園社の「毎日1杯の青汁」、キューサイ社の「ケール青汁善玉菌プラス」、えがお社の「青汁乳酸菌」、日本薬品開発社「グリーンマグマ+」、など、数多くの乳酸菌を含む青汁商品が市場を賑わせています。

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青汁の成分って?

青汁には、ビタミンやミネラル、ポリフェノールなど体にいい成分が豊富に含まれていますが、ギャバを豊富に含むという特徴もあります。

キユーピー社の関連会社であるトウ・キユーピー社の「元気な青汁」は、原料であるケールの加工段階で遠赤外線乾燥を行うことにより、ギャバの含有量を増やしています。

ギャバには、ストレス緩和や良質な睡眠に関与するという報告もあり、青汁の健康サポート素材としての可能性を広げる素材と言えるでしょう。

特に、乳酸菌の発酵によりつくられる「大麦乳酸発酵液ギャバ」は、乳酸菌入りの青汁には相性ピッタリです。

ストレス対策としてギャバと乳酸菌を配合した青汁が、機能性表示食品として、皆様の前にお目見えする日も近いのではないでしょうか。


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