女性でも注意!肝臓の健康について
『発酵大麦エキス・アルコケア®』には、肝臓の健康が気になる人嬉しい作用がありますが、先日掲載した脂肪肝についての記事(酒飲みだけの病気じゃない!? 脂肪肝に要注意)には多くのアクセスをいただきました。
肝臓の健康状態は日常生活ではなかなかわかりにくいものですが、食生活が豊かになり、体を動かす機会が少なくなった現代では、脂肪肝は3人に1人はかかると言われるほどに一般的な病気となっています。アクセスの数の多さからも、やはり世の中の関心が高いことを実感しました。
女性の脂肪肝が増えている?
肝臓の、しかも脂肪が貯まる病気となると、いかにも男性の病気というふうに思いがちですが、実は女性の方が注意が必要。
肝臓の機能と言えばアルコールを分解する働きが有名ですが、他にも糖・脂質・タンパク質を代謝するという役割を担っており、極端に言えば食事をするだけで肝臓には負担がかかっています。もちろん通常の食生活を送っている分には病気になるほどの負担がかかることはありませんが、女性は男性よりも肝臓が小さい分、肝臓にかかる負担は女性の方が大きくなるのです。
また、女性が肝臓の病気に縁遠く見えるのは、女性ホルモンのおかげでもあります。女性ホルモンには、肝臓に脂肪が付きにくくするする作用があるため、女性ホルモンの働きが活発な女性には脂肪肝はあまり見られません。
これはつまり、閉経して女性ホルモンが少なくなってくると、肝臓に脂肪が付きやすくなり、脂肪肝になりやすくなるということでもあります。実際に、女性の場合では閉経する方が出てくる40代以降で脂肪肝の患者が増えてきます。
脂肪肝になりやすい食生活とは?
また、女性の好きな食べ物も脂肪肝を招く要素を含んでいます。
先日の脂肪肝の記事でご紹介した飲酒に依らない脂肪肝、非アルコール性脂肪肝(NAFLD・ナッフルディ―)は日常的に糖質を摂りすぎている場合になりやすいことがわかっているそう。脂肪の摂りすぎには注意していても、甘いお菓子を頻繁に食べていたり、パンやご飯を多く摂る食生活だったりすると危険、というわけです。
では逆に、最近流行しているの糖質制限ダイエットが有効かと言えばそうでもないのです。
糖は体を動かすためのエネルギー源になる栄養素ですが、これが足りなくなってくると、肝臓はこれに代わるエネルギー源として全身から脂肪を集めてきます。肝臓は「糖質が足りない」かもしれない今後に備えて多めに脂肪を集めてくるため、エネルギーとして使われずに余った分は肝臓に溜まり、やはり脂肪肝を招くことになります。
女性が脂肪肝に注意しなければいけないワケ、おわかりいただけたでしょうか。
脂肪肝はおじさんの病気…と思わず、食生活と適度な運動を心がけ、健康診断の結果にも十分に確認して、いきいき肝臓美人を心がけてくださいね!
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