GABAと血圧の関係



「血圧が高いのは不健康だから、生活習慣を改善しなければならない」と言われますが、血圧が高いと具体的にどのようなリスクがあるのでしょうか?

High blood pressure

 

高血圧とは

まず高血圧とはどのようなものかおさらいしてみましょう。

ヒトの体は自律神経によって血圧が正常に保たれています。自律神経は交感神経と副交感神経で成り立っていて、主に起きている時に優位な交感神経が、心拍の増加による血圧の上昇をもたらします。また主に寝ている時に優位な副交感神経は、心拍数を減少させて血圧の低下を促します。全体としては「上がったら下げる、下がったら上げる」というバランスのもとに血圧が保たれているわけです。

この2つの神経のバランスが崩れてしまい、血圧が常に基準値を超えてしまう状態が高血圧症です。この状態を放置すれば、血管が硬くなる動脈硬化になったり、その後に狭心症心筋梗塞脳卒中などを起こす恐れがあります。

 

また正常範囲の血圧であっても、やや高め(収縮期血圧130mmHg以上、または拡張期血圧85mmHg以上)の状態を正常高値血圧と言い、いずれは高血圧症になりやすいことが分かってきていますので、日常の血圧の管理が大切です。

高血圧の原因は体質や遺伝要因、生活習慣などの環境要因が複雑に関係していると考えられており、原因を特定することは難しいと言われています。ですから血圧を適正にするためには、最も分かりやすい「生活習慣の改善」が近道であると考えられているのです。

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生活習慣の改善の方法

具体的には減塩、体重コントロール、運動、節酒となりますが、これらにプラスして血圧コントロールをサポートしてくれるサプリメントのGABA(ギャバ)があります。

 

GABAはアミノ酸の一種で、体内で神経伝達物質として重要な役割を果たしています。これまでGABAは血液脳関門を通過しないことから、食品として摂取しても効果がないと考えられていました。

しかし近年の研究では、そうではないことがわかってきました。摂取されたGABAは、消化管から体内(血管内)に吸収され、交感神経末端から出る血管収縮作用伝達物質(=ノルアドレナリン)の分泌を抑制します。ノルアドレナリンは細動脈を収縮させるので、この分泌を抑制すれば細動脈が緩和され、結果として血圧が低下します。

 

食生活を含めた生活習慣改善はもちろんのこと、GABAを日々の健康維持に活用してみてはいかがでしょうか?

 

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