太りやすくてなかなか痩せない、体型の悩みの原因は睡眠にアリ?



子供の肥満の原因の1つは、睡眠不足によるもの

ジャンクフード満載の給食が、日本でも話題になるように、アメリカやイギリスでは、子どもの不健康な食事や肥満が度々問題になっています。実際、これらの国には肥満の子供が多く、統計によってばらつきはありますが、例えばアメリカでは14~17%の子供が肥満であるという調査結果も発表されています。

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問題が深刻とあって、これらの国では子どもの肥満についての研究が進んでおり、肥満の主な原因として、油脂類や糖質の摂りすぎ、栄養の偏り、運動不足などの食習慣・運動習慣に関するものの他、睡眠不足も大きく関わっていることが数多く報告されています。

オハイオ州立大などの調査によると、1人で食事を取る、長時間テレビを見る、睡眠時間が短い、という3要素が揃った場合、そうではない幼児に比べて肥満の割合が1.7倍に増えることが明らかになりました。また、ハーバード公衆衛生大学院などの研究では、2歳までの間に1日の睡眠時間が12時間未満だったこと子供は、そうでない子供に比べ、3歳以降で肥満や太りすぎになるリスクが2倍に増加する、という研究結果も出ています。

小児肥満:孤食+睡眠不足+テレビ視聴で1.7倍に

テレビの視聴時間が長い子供は睡眠不足や肥満になりやすい

 

大人の睡眠不足と肥満の関係

そもそも、睡眠不足が肥満の原因となるのは子供に限ったことではなく、大人でも十分当てはまります。

起きている時間が長ければ当然お腹もすきますので、食べる回数が増えたり、食べ過ぎたりして太る、ということは多くありますが、恐ろしいことに、夜間の食事を控えていても、睡眠不足は肥満の原因となり得るのです。

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私たちはお腹がすくと食事をし、お腹がいっぱいになると食事をやめますが、私たちが空腹と満腹を感じられるのは、グレリンとレプチンというホルモンが食欲中枢・満腹中枢に働きかけているから。

この2つのホルモンのうち、レプチンの方は満腹を感じさせるホルモン。痩せたい方、ダイエットしている方にとっては嬉しいホルモンです。血中のレプチン濃度は高いほうが嬉しいのですが、残念ながら、レプチンの量は睡眠時間に比例して増減しており、睡眠時間が減ってしまうとレプチンの血中濃度も低くなってしまうことがわかっています。

一方で、食欲を増大させるホルモンがグレリン。こちらはの方は、睡眠時間が短くなるほど血中濃度が高くなっていきます。また、グレリンはただ食欲を増すだけでなく、高カロリーなものを欲するようにするという、嫌なおまけ付き。

こうして、睡眠不足は食べ過ぎを招き、結果、肥満に繋がっていきます。

前述の子供の肥満に関する記事では、睡眠習慣を改善する方法として、就寝前のテレビ視聴やPCの利用を控えることを推奨しています。モニターの光が脳を覚醒させ、睡眠の質を低下させることは当サイトでもたびたび紹介しているとおり。大人でも気を付けたい生活習慣ですね。

 

ほかにも、入浴は就寝の1時間前までに済ませる、寝室の照明を暗めのものに変更する、好きな本を読むなども、体をリラックスさせ、良い睡眠を取るのには効果的。もちろん、当サイトで紹介している、大麦乳酸発酵GABAのような、睡眠改善に効果のあるサプリメントを試してみるのもいいでしょう。

運動量と食欲のつり合いが取れない、ついつい食べ過ぎてしまう、食べられないことがストレスになって逆にダイエットに失敗する、こんな悩みを持たれている方は、まず睡眠習慣を見直しから始めてみてはいかがでしょうか。

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