ダイエットと健康の味方!オリゴ糖ってこんな糖
オリゴ糖、発酵大麦エキスにも含まれています
本格焼酎「いいちこ」の焼酎粕から作られる発酵大麦エキスには、大麦由来の栄養が豊富に含まれています。
私たちの体を作るアミノ酸の話、種類も機能も豊富!ペプチドってどんなもの?の記事でもご紹介している通り、成分としては大麦のタンパク質に由来する栄養素が40%近くを占めていますが、他にも各種の糖や酸なども含まれ、中でもオリゴ糖の含有量は約20%と全体の1/5を占めています。発酵大麦エキスのかすかな甘みは、このオリゴ糖から来ているのですね。
オリゴ糖と言えば、ヨーグルトなどに「オリゴ糖入り」と書かれていたり、プレーンヨーグルトの並びに売られていたりしますが、お料理やお菓子作りに使う普通の砂糖と比べると何が違うのでしょうか。
オリゴ糖 って何でしょうか
普通の砂糖と言えば「上白糖」が最もポピュラーですが、この上白糖の主成分を「ショ糖(スクロース)」と言います。ショ糖はブドウ糖と果糖という2つの単糖が結合しているので「二糖類」と呼ばれており、とても甘い味がします。それに対して、オリゴ糖とは様々な2~10個の単糖が結合してできた様々な糖の総称であり、ショ糖(スクロース)も実はオリゴ糖の一種です。
でも、日常生活で「オリゴ糖」と言っているものは、もちろんショ糖ではありません。日常生活で「オリゴ糖」と呼ばれているのは、大抵は糖が3つ以上結合してできている糖のこと。良く知られているものに、フラクトオリゴ糖、イソマルオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖などがあります。
一般にオリゴ糖の甘み(甘味度と言います)はショ糖の1/2程度とされています。それに砂糖(=ショ糖)に比べるとお値段も高め。甘くないわけではありませんが、ショ糖の方が甘さや値段に優れているのに、オリゴ糖が支持されている理由はどこにあるのでしょうか。
オリゴ糖はこんなに良いもの
砂糖と言えば、速やかに分解され、脳の栄養になり、体を動かすのにも使われ、使い切れない分は脂肪となって蓄積される、というイメージがありますが、日常生活で「オリゴ糖」と呼ばれているフラクトオリゴ糖などは、人間の腸では消化できない難消化性の糖であり、甘みが半分である代わりにカロリーも半分程度になっています。
カロリーが低いということは、太りにくいということ。オリゴ糖はダイエット中の人やカロリー制限が必要な人にとって、とても嬉しい糖なのです。
そしてオリゴ糖の良さでもう1つ大事なのが、腸内フローラを整える役割があることです。人間はオリゴ糖を消化・吸収することができないのですが、人間の腸に住むビフィズス菌などの善玉菌はこのオリゴ糖が大好物。オリゴ糖を摂ることで、ビフィズス菌の活動は活発になり、腸内が健康な状態に保たれるようになります。直接私たちの栄養にはなりませんが、腸内の善玉菌を元気にすることで、私たちの健康を支えてくれているのです。
ダイエットと健康の味方のオリゴ糖ですが、難消化性ということで、摂りすぎると下痢になってしまいます。何事も適量が大切。極端にならないように、上手に活用していきたいですね。
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