実はみんなが気にしてる?男性のスキンケア



毎日化粧をする女性に比べ、男性は鏡で自分の顔を意識してみる時間が少ないと言われています。

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女性の場合、例えば洗顔1つとっても、単に「顔を洗うだけ」ではなく、メイク落としをしたり、洗顔料をよく泡立てたり、洗顔後は保湿をしたりと複数のことをするのが普通です。美容液・クリームや、日焼け止めなどの「その他」のケアも合わせて行うため、鏡の前に立つ時間は必然的に長くなります。

ですが、鏡を見る時間が少ないといっても、男性も自身の肌の状態について全く意識していない、不調がのあるなしに気が付かない、というわけではありません。ある家電メーカーが行った調査によると「夏の肌トラブルに悩まされた経験がある」男性の割合は73%にも上ることが明らかになりました。

働く男性の7割が「夏の肌悩み」あり ‐ 洗顔とシェービングの正しい方法は?

この調査によると、やはり「夏の肌悩み」ということで、日焼けについての悩みが59%と最も多くなっています。ニキビ・吹き出物、皮脂、しみなどの悩みも20%前後と、5人に1人は実感していることがわかりました。

 

皮脂量が多い男性の肌

女性の場合でもべたつき・テカリなどの皮脂トラブルはあるものですが、30歳ごろを境に皮脂量が減り乾燥に悩まされる女性が増えるのに対し、男性の場合は中高年になっても皮脂量は減少しません。これは男性ホルモンが皮脂分泌を促しているからです。

皮脂のおかげで男性は女性よりも乾燥しにくく、シワやくすみもできにくいのですが、顔の脂っぽさ、ベタベタが気になる男性も多いはず。飲食店のおしぼりなどで顔を拭いてしまうのも、顔のべたつきが気になっている人が多いからではないでしょうか。

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皮脂の取りすぎはベタベタのもと!

最近では昔に比べて男性用のスキンケア用品が充実していますが、特に洗顔料の場合「さっぱり感」を追求した商品が多く売られています。ですが、洗浄力が強すぎる洗顔料は考えもの。

皮脂は肌の健康を保つためのバリアのような働きをしてる大切なものなので、これを洗顔によって完全に取り去ってしまうと、体の防衛本能により、取り去った以上に再度分泌されることになります。せっかく顔を洗っても、すぐにベタベタ顔に戻ってしまいます。

また、洗顔料を泡立てず、ゴシゴシとこするように顔を洗うのもNGです。毛穴が広がり、皮脂が過剰に分泌されやすくなります。洗顔料は良く泡立て、指で洗うのではなく、泡で洗うことを意識するようにしましょう。写真のようなホイップクリームのような泡で洗うのが理想です。ここまで泡立てるのが難しい人は、泡で出てくる洗顔料を使ってもいいですね。

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洗顔後もタオルでゴシゴシこすってしまっては台無しですので、優しく水分をタオルに吸わせるように拭くようにしてください。

洗顔後には乾燥対策も必要です。皮膚の内部が乾燥するとダメージを受けやすくなるため、肌はバリア、すなわち皮脂を多く・厚くして外部からの刺激を和らげようとするためです。洗顔後は化粧水などで十分に保湿を行ってくださいね。化粧水は1度にたくさんつけても肌は吸収しきれないので、少し付けてしみ込んだら重ね付けするなどして、数回に分けて保湿を行うといいでしょう。もちろん、化粧水も「ゴシゴシ」は厳禁です。

 

スキンケアは少々面倒なこともありますが、洗顔料の泡立ても洗顔後のケアも、慣れてしまえば短時間でできるようになります。朝晩のひと手間で日中に不快な思いをしなくても済むように、男性も肌ケアを意識してみてください。皮脂分泌は今日明日で急に減ったりはしないので、1か月ほど継続してみるのがポイントです。

 

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