プロから学ぼう!地域の食材の活かし方 女性農業者チャレンジ講座に参加しました!
女性農業者チャレンジ講座
大分県の北部地域では、グリーンツーリズムや農家レストラン、農産加工品の販売など、女性農業者の活躍が期待される様々な取り組みを行っています。意欲あふれる大分の女性農業者たちの活躍を後押しするのが、県主催の「女性農業者チャレンジ講座」。2016年は6/29、8/26に第1回、第2回が開催され、いずれも好評を博しました。今回は12/19に開催された第3回目、地域の食材を使った調理講座に参加してきました。
プロの技
今回の講座の講師は、地元で有名なフレンチの人気店「フレンチカフェkitchen101(Facebook)」のシェフ、岩井宏城さん。会場となった宇佐産業科学高等学校では、三和酒類(株)の大麦発酵液を肥料に使った野菜の栽培に高校生が取り組んでおり、その野菜たちも食材として登場しました。
⇒シェフの技を学ぶ 《 Kitchen 101 》(宇佐産業科高等学校のページ)
調理には同校の生徒さんも参加。彩りの良い野菜をデザートに使うアイデアに興味津々。いつもはサラダなどにして食べられる野菜が、甘いデザートに変わっていく様子に驚いていたようです。
ほうれん草やクロダマル(宇佐特産の黒大豆)を使って、彩鮮やかなデザートディッシュができました。クロダマルを贅沢に使ったガトーショコラとメレンゲの焼き菓子、アイスクリームにはほうれん草のソースが添えられ、野菜の「旨み」を生かしたデザートに仕上がりました。リンゴのフィリングに使われたローズマリーは、高校生が大麦発酵液で育てたハーブです。
大麦発酵液
この日の午前中に行われた講座では、宇佐のブランド鶏「すもう鶏」も登場。すもう鶏は大麦発酵液を飼料にして育てられた鶏肉で、ジューシーな肉質とうま味の強さが特徴です。
このように肥料や飼料として活用されている大麦発酵液ですが、実は焼酎製造の際にできる副産物が原料になっています。もともと大麦は栄養価の高い穀物ですが、発酵させることで人間が消化・吸収しやすくなったり、微生物が合成した新たな栄養素が加わったりと、更に栄養価がアップしたものになっています。地域産業の現場で様々に活躍する大麦発酵液。今後もおおいに期待できそうですね。
三和酒類(株)の地元、大分県宇佐市にはたくさんの特産品があります。それぞれの素材の良さを活かして、生産者同士の連携も視野に入れながら、トータルで盛り上げていけたら素敵ですね。
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