お肌のハリ



女性にとって、ハリのあるお肌をキープすることは永遠のテーマ。年齢に関わらずいつまでもハリと潤いを保ちたい!と思いますよね。実は最近では、女性だけでなく男性の意識も高まっていて、ある調査結果によると「スキンケアは身だしなみ」と考える男性が8割にも上るのだそうです。肌を美しく保ちたいという気持ちは男女の別なく一緒ですね。

肌

加齢と肌のハリ

「ハリのある肌」とは、弾力があってみずみずしい肌のこと。

ハリの秘密は皮膚の下にある「真皮」という薄い層にあります。真皮には、肌の全体を支える骨組みであるコラーゲンと、骨組みが緩まないようにしっかり束ねるエラスチンという2種類のタンパク質線維が存在していて、これらの量が十分にあることで肌にハリが生まれます。

コラーゲンやエラスチンといったタンパク質は、同じく真皮層に存在する線維芽細胞によって作られていますが、線維芽細胞の機能は年齢と共に衰え、数も減っていくため、コラーゲンやエラスチンも年齢と共に減少し、肌のハリが失われていくことがわかっています。(図1)。

(図1)年齢による生産量の変化

 

お肌のためにできること(食事)

お肌のハリを保つためには、化粧品やエステのように外からのケアも大切ですが、食事やサプリメントからのインナーケアも大切です。

まずは毎日の食事でお肌にいい成分を摂ること(インナービューティー)を意識してみてはいかがでしょうか。お肌のためにお勧めしたい栄養素と食品はこちらです。

 

ビタミン類

ビタミン類は一般的に高い抗酸化作用を持ち、細胞の老化を予防する働きがあります。また、線維芽細胞の活動を活発にすることで、コラーゲンやエラスチンなどの、肌のハリを支える成分を作り出すサポート役にもなります。

肌の新陳代謝を促してくれるため、肌のハリだけでなく、日焼けによるシミの改善に効果を発揮するものもあります。

 

ビタミンA

レバー、ウナギ、ニンジン、抹茶、のりなどに多く含まれています。

 

ビタミンC

レモン、パセリ、苺、ピーマン、アセロラ、キウイフルーツなどに多く含まれています。

 

ビタミンE

アボカド、アーモンド、モロヘイヤ、卵(卵黄)などに多く含まれています。

 

コエンザイムQ10

ビタミンではありませんが、ビタミンと類似の働きを持つ成分です。ホウレンソウ、牛肉、レバー、ブロッコリー、などに多く含まれています。

 

ミネラル類

美肌のための栄養素として見逃しがちなのがミネラルです。ミネラルにも肌を構成する成分になるものや、新陳代謝を促すものなどがあり、肌の健康のためには欠かせない栄養素です。

日本で水と言った場合には軟水が一般的であることからもわかる通り、日本の土壌はミネラル分が少なく、日本人は全体としてミネラルが不足しがちだと言われています。

 

カルシウム

外部の刺激に対するバリア機能を果たす表皮の中で、角質層の細胞が作られる際に必要な成分です。チーズ、牛乳、小魚などに多く含まれています。

 

亜鉛

補酵素として体内の様々な化学反応を支えているのが亜鉛です。もちろん新陳代謝にも亜鉛が深くかかわっています。食品では、牡蠣、豚レバー、するめ、牛肉などに多く含まれます。

 

これらの栄養素を含むサプリメントも販売されていますので、うまく利用したいですね。

柑橘

 

お肌のためにできること(生活習慣)

食事以外にもできることがあります。

女性は10代の思春期のころからエストロゲンという女性ホルモンの分泌が始まります。このホルモンがお肌にハリツヤを与えて美しく保つのですが、睡眠が不足すると分泌が低下するようです。質の良い睡眠が大切ですね。

また、適度な運動をしたり、体を冷やさないようにすることでもエストロゲンの分泌を高められると言われています。

 

美肌への一歩は、バランスの良い食事と生活習慣から。

たっぷり栄養をとって明るい春を迎えたいですね!

 

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