地元産大麦を使った焼酎造りと「iichiko西の星賞」
三和酒類では、地元宇佐で育った国産大麦「ニシノホシ」を原料にした焼酎「西の星」を造っています。原料となる大麦「ニシノホシ」は、三和酒類(株)と大分県が共同で開発した大麦の新品種であり、地域農業の活性化を目指す取り組みから生まれました。
国産大麦「ニシノホシ」の開発
三和酒類(株)では、大分県農業技術センター(現 大分県農林水産研究指導センター)・大分県工業試験場(現 大分県産業科学技術センター)と共同で平成5年から焼酎の醸造に適した大麦品種の探索を目的とした原料麦に関する研究について協議を開始。平成9年に大麦の新品種「ニシノホシ」が認定品種登録されました。その後、平成11,12年の試験醸造を経て、平成13年6月に本格焼酎「西の星」が発売されました。
開発から20年余り経った現在、その取り組みは実を結び、ニシノホシは宇佐市の麦畑の約3分の1を占めるほどになりました。
iichiko西の星賞とは?
三和酒類(株)が平成17年に創設した賞で、今年で13回目を迎えます。その1年の中で、最も焼酎造りに適したニシノホシをつくった生産者を表彰するというもので、これは焼酎の製造適性に優れた大麦生産者に感謝の意を表すことと、大麦の生産技術と意欲の向上・焼酎用大麦の品質基準への理解を深めていただくこと、地産地消の推進等を目的としています。

生産者の方と
今年の表彰式は4月20日(木)に行われました。今年の受賞者は『尾立地区 有限会社フラワーうさ』様(写真左)と『上庄地区 山本惣市』様(写真右)。
受賞された有限会社フラワーうさ様、山本惣市様生産の「ニシノホシ」のみを原料にしたヴインテージ焼酎も、数量限定で販売されます。それぞれの麦の特長をよく引き出した、深い味わいを楽しむことができます。
地元と企業が連携、協力した「地産地消」ならぬ「地産地造」の取り組みに、ぜひご注目ください。
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