「減塩」を意識しよう!
現在、塩分の過剰摂取で引き起こされる生活習慣病の患者数は1,000万人を超えていると言われており、2015年には厚生労働省が1日の塩分摂取量の目安を引き下げたことで減塩ニーズが年々高まっています。
減塩商品や関連したレシピ本が多く販売されており、2014年の減塩食品市場は約450億円にまで拡大しています(株式会社富士経済の報告書「ウエルネス食品市場 2014」より)。
また、日本高血圧学会が毎月17日を「減塩の日」とすることを日本記念日協会に申請し、2017年4月に正式決定したことで「減塩」に対する意識の向上が期待されています。
塩分過剰摂取で陥る生活習慣病
ところで、塩分の過剰摂取はどのような弊害を体にもたらすのでしょう。
塩分を過剰摂取する生活を続けていると下記のような生活習慣病に罹ってしまいます。
◆高血圧症
◆腎臓病
◆不整脈や心疾患
これら疾病の予兆である「のどの渇き」や「むくみ」といった症状がある方は注意が必要です。
参考http://gen-en.net/sio-over.html
1日の塩分摂取目標量を意識しよう
皆さんは1日に何gの塩分を摂取しているかご存知でしょうか。
厚生労働省「平成27年国民健康・栄養調査結果の概要」によると1日当たりの平均塩分摂取量は男性の場合11.0g、女性の場合は9.2gとなっています。
この数字が多いのか少ないのか・・・、数字だけ聞いてもピンときませんよね。
厚生労働省が定めた目標量は、18歳以上の男性は1日当たり8.0g未満、18歳以上の女性は1日当たり7.0g未満です(※1)。また、世界保健機関(WHO)の目標値は5.0gですから、もっと減塩に取組む必要があるということですね。
※1 日本人の食事摂取基準(2015年版)より
うまく利用したい減塩食品
減塩するとお料理が味気なくなってしまう…、どれくらい減塩すればいいのかわからない…といったお悩みもあるでしょう。そんな時、市販されている減塩食品をうまく利用したいですね。
日本高血圧学会のHP(https://www.jpnsh.jp/general_salt.html)に塩分の少ない食品や減塩食品アワードなど様々な情報が記載されておりますので、参考にしてみてはいかがでしょうか。今後も減塩食品のバリエーションが広がって、より手軽に利用できるようになると良いですね。
塩分摂取をコントロールして、生活習慣病を予防しましょう。
こちらの記事もおすすめ
毎日の活気活力
自覚症状のない高血圧、放置しても大丈夫?
GABAと血圧の関係
発酵大麦エキス情報ポータルサイト事務局では、月に1回当サイトの更新情報をメールマガジン形式でお送りしています。メールマガジンのご登録は以下のバナーをクリックしてください。