少年少女科学体験スペースO-Labo(オーラボ)訪問講座 開催しました!



子供たちは夏休み真っ只中の8月3日。三和酒類(株)拝田グリーンバイオ事業所では、中学生を対象に「焼酎メーカーの資源循環活動」と題して、O-Labo(オーラボ)主催の訪問講座を開催しました。

O-Labo(オーラボ)とは、大分市内にある科学体験スペースのことです。主に県内の小中学生を対象にしていて、大学の先生や企業の技術者の方、大学生を講師に迎え、実験や観察、ものづくり等の体験活動を通して、子どもたちの理科や科学に対する興味・関心を高めようと活動されています。

今回は、夏休みの特別訪問講座という事で、大分県内から8名の中学生が参加してくれました。三和酒類では、麦焼酎を製造する過程でできる大麦発酵液(いわゆる焼酎粕)からバイオガスを作ったり、飼料や肥料の原料に加工することで資源を循環させています。また、このサイトでご紹介している「発酵大麦エキス」も大麦発酵液から生まれた食品素材です。

3つの実験を交えながら、三和酒類の取り組みについて皆さんにご紹介しました。

実験

 

講座の内容

講義   三和酒類の環境への取り組みについて

講義

 

実験1 発酵大麦エキス入りのあめ玉を作ろう♪

砂糖と水を加熱して作る「べっこう飴」は甘くて素朴な味がします。

そこに、発酵大麦エキスを加えて加熱すると一味違ったあめ玉ができます。作る過程の匂いや色も観察しながらその違いを体験してもらいました。

あめ玉

 

実験2 焼酎の紙パックをリサイクルしてハガキを作ろう♪

いいちこの紙パックを水に溶かしてから、紙すきの要領で再生紙を作ります。

好きな柄のペーパーナプキンを挟んで、オンリーワンのハガキができました。

 

実験3 顕微鏡を使って麹菌と酵母を観察しよう♪

焼酎や味噌、醤油造りに関わる2つの微生物を観察しました。麹菌は100倍に拡大、酵母はなんと600倍に拡大して観察しました。普通では目に見えない小さな生物が、私たちの生活にとって大切な働きをしてくれていることを感じてもらえたでしょうか。

 

2時間の講座は、あっという間に終了。手を動かす実験では、みなさん積極的に重さを計ったり、匂いを確かめたりと積極的に参加していました。

講義では少し難しい内容もあったかもしれませんが、限りある資源について考えるきっかけになってくれたら嬉しいですね。


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