そのだるさ、冷房病かもしれません
毎日暑い日が続きますね。「最近なんとなくだるいな、食欲がないな」と悩んでいる方は「夏バテ」と思われているかもしれませんが、もしかしたら「冷房病」かもしれません。
冷房病とは?
冷房病とは、冷え過ぎが原因で生じる症状です。一日中冷房の効いた部屋にいることや、冷房が効いた室内と厳しい暑さの屋外とを行き来することが多いと、体温調節機能が鈍くなることから、倦怠感や疲労感などの体調不良を引き起こします。また、ホルモンバランスや血流にも異常が出てくるので、手足や腰の冷えや頭痛や体もだるくなってきます。血行不良が続くと、リンパの流れが滞ってしまい、朝から顔のむくみが発生することもあります。
引用:スキンケア大学、「冷房病」に関するアンケートを実施 冷房病の症状を知らない人の56%が 実は冷房病になったことがあった!よりhttps://www.atpress.ne.jp/news/108829
冷房病は、自律神経失調症の症状の一つです。
人間の体中の血管に自律神経系が働いており、自律神経系は交感神経と副交感神経で働いています。交感神経と副交感神経はシーソーのような関係(交感神経が高くなると副交感神経が低くなり、副交感神経が高くなると交感神経が低くなる)です。暑い季節になると、私たちの体は副交感神経を高めて、体中の血管を拡げ体内の熱を外に出そうとします。ところがエアコンで体が冷えると、反対に交感神経が高まり、血管が収縮して血流が悪化するために、冷え性や肩こりなどの症状が生じます。
このように自律神経系が不安定な状態が続くと、周りの環境に体が適応できなくなり、冷房病(自律神経失調症)になるようです。例えば、30℃以上の猛暑の屋外に出ても冷房病の人は体がなかなか温まらず、汗をかきにくくなります。汗をかかないと疲労物質が体内にたまるため、全身のだるさが生じます。また、血流の悪い状態が続くとリンパの流れが悪くなり、胃腸の働きやホルモン分泌の調整にも影響が出てしまうというわけです。
どのように対策する?
冷房病の対策として、次のようなことがあげられます。
①冷房による体温低下を防ぐ
- 衣服で調節
- 軽い運動を心がける
- 外気との温度差を5度以内に
- 体を温めるものを食べる
②睡眠の質を上げ、自律神経を整える
- 生活のリズムを改善
- ゆっくり入浴する
- 寝るときに体を冷やさない
①のように、体温の低下を防ぎ、軽い運動や体を温めるものを食べる(副交感神経を優位にさせる)ことが大事です。また、②の睡眠の質を上げ疲労解消し、自律神経を整えることも冷房病の予防に効果的ではないでしょうか。
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