春先の肌荒れ、原因は何?
まだまだ風が冷たい日はありますが、そろそろ冬が終わり、春の季節がやってきます。低温と乾燥という、肌にとって過酷な気候は緩んできますが、花粉や紫外線など、また別な肌荒れ要素が出てくる季節でもあります。
多くの人が悩まされる花粉
2月~5月で飛散量が増えるのがスギやヒノキの花粉です。この花粉によってアレルギー反応を呈するのが花粉症であり、結膜炎や鼻炎などの症状が有名ですが、肌に影響がある人もいます。春先に顔が赤くなる、痒みが出るなどの症状がある人は、花粉に反応しているからかもしれません。
春先には大陸から黄砂が飛散することがあり、風も強いので、花粉や黄砂が巻き上げられ、体に付け機会が多いのも厄介です。
花粉による肌荒れを防ぐためには、できる限り肌に花粉を付けない、付いた花粉は確実に落とすことが大切です。特に気を付けたいのは、常に露出している顔。肌荒れがひどく、低刺激の化粧品すらつけられないという場合を除いては、化粧をして花粉が直接肌に触れるのを防ぐようにするのが効果的です。パウダーファンデーションを使用するか、リキッドやクリームタイプのファンデーションの場合はフェースパウダーを重ねて、肌に花粉が付きにくく、落ちやすくするのがコツです。また、帰宅後はできるだけ早く洗顔し、肌についた花粉を落とすようにしましょう。
強くなる紫外線
強い日差しの時期にはまだ時間があるものの、夏に向けて徐々に紫外線は強くなってきます。紫外線は短期的にも長期的にも肌に悪影響を与えますので、紫外線対策もしっかりしていきましょう。
紫外線には、波長の長いUV-Aと波長が短いUV-Bの2種類がありますが、特に春先に気を付けたいのはUV-Aの方。夏に強くなるのは当然ながら、それ以外の季節でもUV-Bほど弱くならず、朝夕の日差しが弱い時間帯でも強く、室内にも入り込んでくる厄介な紫外線です。どちらかといえば長期的な影響を与える紫外線であり、皺やたるみ、肌の黒ずみの原因ともなります。
紫外線を防ぐ手軽な方法は、日焼け止めを塗ることですが、UV-Aを防ぐ効果はPA(Protection Grade of UVA)で示され、日焼け止め剤には「PA++」のように表記されています。
厄介な気温差
また、肌に直接悪影響を与えるのものではありませんが、春先の寒暖差も肌荒れを引き起こす要因の1つです。
冬よりも温かいとはいえ、春先はまだ寒暖差が激しい季節です。また、雨が多いことからもわかるように、気圧の変化も激しくなります。天候の差に合わせて体調を調節するのは自律神経の役目ですが、頻繁に天候が変わると、対応しきれなくなり、なんとなく体調がすぐれない状態が続く原因となります。
体の不調は肌にも影響しますので、当然肌荒れを起こしやすくもなります。
天候を変えることは出来ませんので、この場合、自律神経が乱れた状態を作らないようにすることが重要になってきます。起床、食事、睡眠などの時間を揃え、生活のリズムが狂わないようにするのが肝要です。睡眠時間を十分に確保したり、体を動かしたりすることも、自律神経を整えるのに有効です。
季節の変わり目が苦手という方は多いもの。特に春の季節は、気候が変わるだけでなく、年度替わりなどの社会的な環境が変わる時期でもあります。しっかり対策して、快適に過ごしたいものですね。
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