旬の食材 そらまめ
日本には四季があり、季節によって気候・風景・食べ物など様々な変化が楽しめます。
特に食べ物に関して言えば、季節によって食材の種類や彩りも様々で、味にも見た目にも楽しむことが出来ます。旬のものは美味しく、栄養もたっぷり含まれています。
これから初夏にかけて、美味しくなる食べ物はたくさんありますが、今回はそんな旬の食材から「そらまめ」にスポットを当ててみたいと思います。
そらまめの季節
鹿児島など早い地域では年末ごろから出荷されるようですが、旬は4月から6月にかけての時期です。露地物は通常秋に種をまき、春に花を咲かせて5月頃収穫されるようです。
おいしいゆで方
塩ゆでにする際は、さやから中の豆を取り出し、豆の黒い筋の部分にナイフの手もとの角で少し切り込みを入れておくと後で皮を剥きやすくなります。鍋にたっぷりの水と2%ほどの塩(水1Lに対し塩20g)を入れ沸騰させている所に投入し、1分半程茹でたら取り出し、ザルに揚げます。この時、冷水に落とす場合もありますが、冷水に落とさずザルに揚げたままうちわであおぐなどして冷ました方が、水っぽくならず美味しく茹であがります。
そらまめの栄養
カリウム
そらまめはカリウムを豊富に含んでいます。カリウムにはナトリウム(塩分)を排泄する役割があり、利尿作用があることから、むくみの改善や予防、また高血圧に効果があると言われています。
葉酸
そらまめには葉酸も多く含まれています。葉酸はビタミンB群の仲間で、たんぱく質をつくるアミノ酸や、DNAなどの核酸を合成するときに大切な働きをします。細胞分裂の盛んな箇所で不足しがちで、貧血などの欠乏症状が現れてきます。また、妊娠初期に十分な量を摂取できると胎児の先天的な異常を予防する効果があるため、妊活中や妊娠中の女性にとっても重要な栄養素です。
その他
そらまめはタンパク質含量が高く、肝臓の保護やアルコール分解を助けてくれる働きが期待されるアラニンやグルタミンなどのアミノ酸も含んでいますので、お酒のおつまみとしてもおすすめです。
日増しに暑くなるこの季節、おいしくて栄養のある旬の食べ物を楽しみながら、健康的に過ごしていきましょう。
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