紫外線対策にサングラス?目からの日焼けにも注意
7月8月は年間で最も紫外線が強くなる季節です。近年では紫外線が健康に与える影響について知識が広がっており、小さな子供や大人の男性でも、紫外線対策が増えた印象があります。夏の暑さが厳しいこともあり、男性の日傘姿も珍しくなくなってきました。
目に浴びた紫外線で肌も日焼けを起こす
紫外線の害として真っ先に思い浮かぶのは日焼けです。炎症を起こした場合は数日間にわたって痛みが続きますし、日焼けした肌は乾燥しやすくなります。また、日焼けダメージが蓄積することで、将来的にしみやしわができやすくもなります。他には日に当たると疲れやすくなる、という人も多いでしょう。紫外線を受けると活性酸素が増加しますが、この活性酸素による酸化ストレスは疲労の一因ともいわれています。
紫外線を防ぐには、日焼け止めを塗る、長袖の服を着る、日傘や帽子を被るなどの紫外線が当たる肌の面積を小さくする方法がよく知られていますが、日焼けや疲労などの紫外線による害を予防する場合、目の紫外線を防ぐことも重要です。
紫外線は目には見えませんが、「紫外線を浴びた」という情報は視神経を通して脳に伝えられます。この紫外線の情報を受け取ると、脳はメラニン生成を促すホルモンや、疲労時に増える物質を放出します。これらの物質の影響は全身に及ぶため、例えば長袖の服を着て紫外線が当たらないようにしていた箇所でも、メラニンが増加する、ということが起こります。
目の紫外線対策
目に浴びる紫外線を減らすためには、サングラスが有効です。サングラスをすることで、正面から浴びる紫外線量はぐっと減らすことができますよ。サングラスと顔の隙間からも紫外線は侵入するので、目の周辺の広い領域をカバーできる大きめのもので、顔の骨格に合った隙間が小さくなるようなものが適しています。
単に可視光を防ぐ(=眩しさを防ぐ)効果だけでなく、紫外線を目に入れないことが重要ですので、紫外線カット効果の有無も確認するようにしましょう。効果の有無は下記のような表示で確認することができます。
- 紫外線カット率○○%(紫外線をどの程度遮断できるかを示す。数値が大きいものが良い)
- 紫外線透過率○○%(紫外線をどの程度通すかを示す。数値が小さいものが良い)
- UV400(波長400nm以下の光線を遮断する。)
また、紫外線対策としてサングラスを選ぶ場合、色が濃いものだと瞳孔が開いて紫外線が入り込みやすくなるため、瞳孔の開きを抑えられるよう、視界が悪くならない程度の薄い色のサングラスの方が向いています。
紫外線対策できるメガネやコンタクトレンズも
目元が隠れてしまうサングラスは抵抗があるという方もいらっしゃると思います。欧米に比べると、日本においてサングラスはまだまだ日用品でないお洒落のアイテムという面も大きく、他者の目が気になる、似合うものがない、と考える人も多いようです。
要は紫外線が防げればよいので、サングラスはちょっと…という人はUVカット効果のある眼鏡を付けてみてはいかがでしょうか。サングラスと違って全く色はついていないので、普通の眼鏡と同じように付けることができます。サングラスほど大きいものはありませんが、サングラスよりも目立ちませんし、室内で付けたままでも暗くならないというメリットもあります。
また、目の全体をカバーできるわけではありませんが、UVカット効果のあるコンタクトレンズも販売されています。黒目部分しかカバーできませんが、帽子や日傘などと一緒に使用し、効果を上げることはできます。
いずれも度がないものも売られていますので、目が良い方でも使うことができますよ。
梅雨が明ければ今年も暑い夏が待っています。目も忘れずに紫外線対策を行い、元気に過ごしていきましょう。
こちらの記事もおすすめ
衣類でもできる紫外線対策、おすすめの素材は綿?ポリエステル?
SPFとPA、どう違う?
日焼け止めの使用は注意が必要!?ビタミンDとの関係
発酵大麦エキス情報ポータルサイト事務局では、月に1回当サイトの更新情報をメールマガジン形式でお送りしています。メールマガジンのご登録は以下のバナーをクリックしてください。