今年も開催しました! 少年少女科学体験スペースO-Labo(オーラボ)企業訪問講座



 

昨年に引き続き、三和酒類(株)拝田グリーンバイオ事業所では「焼酎メーカーの資源循環活動」と題して、O-Labo(オーラボ)主催の企業訪問講座を開催しました。O-Labo(オーラボ)とは、大分市内にある科学体験スペースのことです。主に県内の小中学生を対象にしていて、大学の先生や企業の技術者の方、大学生を講師に迎え、実験や観察、ものづくり等の体験活動を通して、子どもたちの理科や科学に対する興味・関心を高めようと活動されています。

少年少女科学体験スペース o-Labo

 

今回は県内各地から14名の小中学生が参加してくれました。『三和酒類が展開する環境への取り組み』をテーマに環境保護活動について学び、使用済み紙パックを利用して実際にリサイクル体験もしていただきました。

また、職業体験として、焼酎作りには欠かせない麹菌や酵母の顕微鏡を使った観察、お酒の品質管理に重要な官能検査も体験していただきました。


【講座内容】

<テーマ学習>   三和酒類 環境への取り組みについて

三和酒類では、麦焼酎を製造する過程でできる大麦発酵液(いわゆる焼酎粕)からバイオガスを作ったり、飼料や肥料の原料に加工することで資源を循環させています。また、このサイトでご紹介している「発酵大麦エキス」も大麦発酵液から生まれた食品素材です。三和酒類の理念「自然にやさしいものづくり」の一環として、上記の活動を紹介しました。

難しい内容にもしっかりついてきてくれました!

 

<実験1> 焼酎の紙パックをリサイクルしてハガキを作ろう♪

いいちこの紙パックを水に溶かしてから、紙すきの要領で再生紙を作りました。好きな柄のペーパーナプキンを挟んで、オンリーワンのハガキができました。

厚みを均一にするのが難しい紙すき。こちらはきれいに絵が出ていますね。

 

<実験2> 発酵ってなんだ?顕微鏡を使って麹菌と酵母を観察しよう♪

焼酎や味噌、醤油造りに関わる2つの微生物を観察しました。麹菌は100倍に拡大、酵母はなんと600倍に拡大して観察。また、いくつもの繊維が重なって紙が出来ている様子を観察することで、紙すきの原理も知ることが出来たのではないでしょうか。

コウジ菌ってアップで見るとどんな形?

 

<実験3> 官能検査を体験しよう♪

三和酒類では、商品の品質を一定に保つために、出来上がったお酒の味を人の五感で判断する「官能検査」をしています。官能検査は、社内試験の結果から特に味覚・嗅覚が優れている人が行います。

今回の講座では、その試験の一部(味覚試験)を体験してもらいました。

甘味、塩味、酸味…正しく評価できたでしょうか?


講座を終えての感想では、

「官能検査では、自分の味覚が正しいのかドキドキして楽しかった」

「発酵がどういうものなのか、また何に使われているのかを知ることが出来て良かった」

など、実際に自分の手を動かしたり、味覚を試したりしながら楽しんでもらえたようです。

少し難しい内容もあったかもしれませんが、限りある資源について考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

 

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