青汁で腸を整える!
腸内環境が美と健康に非常に重要な役割を果たしているという話、多くの皆さんがすでにご存じかと思います。
腸内環境を整える食品といえばヨーグルトなど乳酸菌が思い浮かびますが、「青汁」も注目されています。
ではなぜ、青汁は腸の健康に良いと言われているのでしょうか。青汁を摂取すると腸内ではどのような変化が起きているのでしょうか。
今回は、東京家政学院大学の研究グループらによる研究結果をご紹介します。
大麦若葉搾汁末(つまり大麦若葉青汁)を10%混ぜた餌を用意し、ラットにこれを4週間食べさせたところ、盲腸内容物中の「短鎖脂肪酸含量が有意に増加」しました。
また、ラットの糞に含まれる腸内細菌叢を調べたところ、「腸内細菌数の増加」が確認されました。
短鎖脂肪酸とは腸内微生物の発酵産物で、食事として摂取した難消化性成分から産生されます。主要なものは酢酸、酪酸、プロピオン酸などです。これらの短鎖脂肪酸は、身体のエネルギー源の一部になるとともに、健康に関わる様々な生理活性を有しています。
青汁を飲む→腸内細菌が活発になる→短鎖脂肪酸が増える→腸から健康になる!
このような反応が腸内で繰り広げられている可能性が考えられます。
青汁で腸内細菌のバランスを整え、美と健康を手に入れましょう!
【出典】
ラットの腸内細菌叢と盲腸内容物短鎖脂肪酸含量に及ぼす大麦若葉搾汁末の影響
日本食品科学工学会誌 2016年63巻11号 p. 510-515
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