【いいちこ日田蒸留所】毎年恒例の紅葉祭を開催しました



紅葉の名所として知られる耶馬渓(やばけい)など、蒸留所周辺の山々が綺麗に色付く中、三和酒類(株)では、去る11月18日、いいちこ日田蒸留所にて、毎年恒例の紅葉祭を開催いたしました。今年は冷え込みが緩かったこともあり、小さなお子様連れの方も多く、例年にも増してたくさんのお客様にご来場いただきました。

 

紅葉祭当日は、世界大会で活躍するバーテンダーによるフレアバーテンディング、焼酎の「造り」を体験できる蔵ツアー、「いいちこ」の原酒体験などイベントが盛りだくさん。三和酒類(株)が製造する焼酎「いいちこ」を使った特別なカクテルや、地元大分の美味しいものを集めた屋台グルメも大好評でした。

お客様参加のカクテル作り体験。ノンアルコールカクテルならお子さんも楽しめますね。

ここでしか味わえない蔵出しの原酒を飲み比べたり、オリジナルのブレンドを楽しんだりしていただきました。原酒はいずれも度数は40度以上。レギュラー酒とは違ったハードな飲み口です。お料理との食べ合わせも楽しんでいただきました。

前日までの冷え込みは緩かったものの、日田蒸留所自慢の紅葉もきれいに色づいており、蒸留所近辺の散策を楽しまれた方も多かったようです。

 

三和酒類(株)が取り組む資源循環事業についてご紹介するコーナーでは、今年も焼酎「いいちこ」の紙パックを再利用してハガキを作る「紙すき」体験を実施しました。この「紙すき」は、毎回お子様方に大好評をいただいているイベントで、今回もたくさんの方に参加していただくことができました。予想以上に厚みが出てしまったり、逆に薄かったりと意外に難しい紙すきですが、好きな絵柄を選んだり、紅葉などの落ち葉を入れたり、皆さん工夫して、素敵なハガキができていました。

また、焼酎の副産物を食品に加工する取り組みについてもご紹介しました。

 

焼酎「いいちこ」の製造過程では、もろみからアルコール分を取り出す「蒸留」の工程後に、日本酒の「酒粕」にあたる液状の焼酎粕(=大麦発酵液)が残ります。酒粕がそうであるように、大麦発酵液にも大麦由来の栄養成分、健康成分がたくさん残されています。

三和酒類の食品事業では、いいちこ製造の副産物である大麦発酵液を利用して、体に良い機能性を持った食品素材を開発し、健康食品などの原料として加工・販売しています。今回の紅葉祭では、大麦発酵液から生まれた食品素材「大麦乳酸発酵液ギャバ」を配合した「GABA青汁」のサンプルをお配りしました。この青汁の原料には、いいちこの地元である宇佐市で収穫された大麦若葉も利用されています。青汁のイメージに反して、苦みが少なく、香ばしさがあるとても飲みやすい味に仕上がっています。また、原料となる大麦若葉の栽培にも、「大麦発酵液」が堆肥の一部として使用されているんですよ。

三和酒類では、副産物の資源循環を通して、みなさまの健康づくりもサポートしていけたらと考えています。当ブースでの体験を通して、皆様が大麦発酵液の資源循環に関心を持っていただけたら嬉しいです。

 

紅葉祭にご来場いただきました皆さま、誠にありがとうございました。

来年もまたお待ちしております。

 

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