寝起きの気分が悪いのは、よく眠れていないから?



まだ眠っていたいのに、目覚まし時計に起こされるとなんとも不愉快な気持ちになります。無理やり起き上がって、何をするでもなく、ぼんやりとベッドの中で10分20分過ごすのは実に勿体ない!でも体は動かない、頭も働かない…

 

寝起きの悪さと睡眠の質は関係なし!

寝起きが悪い朝を迎えると、『よく眠れなかったのかな?』とか『ひょっとしてこれが不眠症?』とか思ってしまいますが、あまり関係はありません。

そもそも、寝起きはだれしも多少ぼんやりするもので、寝起きで気怠さを感じる状態を、睡眠慣性や睡眠酩酊などと言います。この睡眠慣性が強かった場合、強烈な寝起きの悪さを自覚するわけですが、目覚めの際の睡眠慣性の強さは直前の眠りの状態に左右されます。

私たちの眠りは深くなったり浅くなったりを繰り返すことが知られています。体は寝ていても脳は起きているレム睡眠のときに目覚めれば、既に頭は起きる準備が出来ているので爽快な目覚めになります。逆に深い睡眠であるノンレム睡眠で目覚めると、睡眠慣性は強くなります。特にノンレム睡眠の中でも深いステージ3のノンレム睡眠の途中で叩き起こされてしまうと、冒頭のような、体も頭も動かない状態になります。

ただし、このレム睡眠時にちょうどよく起きられるときばかりではありません。理論的には、ノンレム睡眠とレム睡眠の繰返し周期に合わせて目覚ましをセットすればいいわけですが、上手くいかないことも多いはず。体調によって、気分によって、天気や環境音など自分ではコントロールできないことにも、睡眠の周期は影響を受けるので、寝起きの状態が毎日変化するのも当然のことです。

 

それでも朝はすっきりと目覚めたい!

寝起きの悪さと睡眠の質に関係がないのは良かったものの、爽快な気分で目覚めるに越したことはありません。コーヒーを飲んで目を覚ますとか、冷水で顔を洗うとか、熱いシャワーを浴びるとか、目を覚ます方法はいくつもありますが、ベッドから出る前にできることもありますよ。

 

王道は自然光

明るい場所ではなかなか寝付けないように、光には目を覚まさせる大きな効果があります。特に朝の光は、新しい24時間を始めるための非常に重要な光です。寝起きで光を感じた時間によって、その日の夜に眠くなる時間もだいたい決まってきますので、明るくするのは基本中の基本だと思ってください。

太陽の光が直接西側・北側窓の部屋でも、外が明るくなったことがわかるような状態であれば十分効果があります。朝の4時ごろから明るくなってしまう夏の期間以外、外から見えるなどの問題がなければ、レースのカーテンだけを使うのがおすすめです。

 

小さな運動をする

目覚めの方法として、朝に熱いシャワーを浴びると良いとされているのは、熱いお湯やシャワーの水圧などで交感神経を刺激することができるからです。交感神経は、血流を促し、体温、血圧、心拍数などを上昇させ、体を目覚めさせてくれます。

ベッドの中でもできる小さな運動にも、交感神経を刺激する効果が期待できます。例えばつま先を伸ばしたり引き上げたりする動きや、手足の指のグーパー運動、体をごろごろさせたり、伸びをしたりなどでも構いません。

寝起きは力が入りにくいものですが、できる範囲で体を動かしてみましょう。

スマホを見る

寝つきが悪くなる、睡眠の質が下がるなどで問題視されることが多いブルーライトですが、スマートフォンの強い光でも、脳を目覚めさせることができます。夜寝る前にスマートフォンを使う人が増えていますが、夜は早めに眠ることにして、スマートフォンは朝使うのがお勧めです。特に寝室に自然光が入らないような場合や、同室の家族を起こしたくないような場合は、スマートフォンの光で脳を覚醒させるのはいい方法と言えるでしょう。

 

「睡眠の質」は多くの人が興味を持っているテーマですが、私たちが良い眠りを求める理由の1つには、起きたときに「よく眠れた」「元気になった」「疲れが取れた」「今日もいい一日になりそうだ」と感じたいという気持ちがあるからだと考えています。

「寝起き」は1日の活動の一番はじめの部分。三和酒類(株)では、活気・活力を感じられるかどうかが、前向きな気持ちで1日を過ごせるかどうかを左右する一要素として重要視しており、先ごろ「大麦乳酸発酵液ギャバ」の機能性表示食品の認定も受けました。大麦乳酸発酵液ギャバとは?

「良い眠り」を求めているみなさん、「良い目覚め」にも注目してみてくださいね。

 

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