健康食品の意義~デジタルヘルスの活用と組み合わせた健康管理~
現在の日本の総人口は1億2623万人。
そのうち65歳以上の高齢者は3562万人で全体の29%といわれており、20年後は3920万人、全人口の36%が高齢者となると予測されています1)。
また平成29年の医療費総額は42兆円で、国民の一人当たりの負担費用は約33万円になると言われています。将来に向け、医療費の削減は急務です。
健康寿命を延ばす
医療費削減に向けては様々な取り組みがなされていますが、その一つに「健康寿命を延ばす」ということがあります。
様々な取り組みはありますが、代表的なものでは
- メタボリックシンドローム対策
- ロコモティブシンドローム対策
- 抗うつ
- 睡眠
- 禁煙
などが挙げられます。
デジタルヘルスで健康管理
実のところ、これらは適切な食生活や運動、十分な睡眠で達成されることがほとんどです。
「デジタル(データ)ヘルス」という分野ではAIや機械学習を駆使して、生活習慣を管理するスマホ用のアプリやウェアラブルデバイスの開発が進められています。既にガン患者用の医療用アプリも実用化されていて、寿命延長の実績があるようです。
デジタルヘルス関連の研究開発者が目指すのは「徹底的な管理による病気のない社会、薬のいらない社会」とのことで、これから開発が進めば、そのような社会が来るのは、そう遠い未来ではないかもしれません。

出典:厚生労働省 第4回データヘルス改革推進本部資料「健康寿命に向けたデータヘルス改革」より
健康食品で補う
一方そうはいうものの、現代社会においては、「ノーストレス」で生きていくことは難しいと思います。
働き方改革によってずいぶんと改善されて来てはいますが、例えば仕事が遅くなって、夕食の時刻が遅くなったり、疲れていて運動することができなかったり、よく眠れなかったりなど、経験された方は多いのではないでしょうか?
そういったことを考えれば手軽に取れる健康食品はまだまだ活躍すると考えられます。
また、遺伝的背景からくる疾病予防に関して健康食品が担う役割も増えてくると思います。現在は約3万円で遺伝子診断が可能で100-130の疾病リスクの予想ができるようになってきました。
遺伝子診断でリスクを知った上で、デジタルヘルスを活用して健康管理し、足りない部分を健康食品で補う、様々な技術を組み合わせて健康寿命を延ばすという社会がすぐそばまで来ています。
1)内閣府HP 高齢化の現状と将来像
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2018/html/zenbun/s1_1_1.html
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