食欲の秋!スポーツの秋!・・・なのに心は落ち込みがち?は「秋うつ」かも
秋と言えば、栗、柿、秋刀魚、新米、きのこなど美味しい旬の食べ物がたくさん出て来ますね!スポーツをするにも、旅行に出かけるにも良い気候になりました。
なのに気分は落ち込みがち?
過ごしやすい季節なのに、なんだか気分が落ち込みがちだなぁ、ぱっとしないなぁ、という日がないですか?それは「秋うつ」のせいかも知れません。
秋うつは、太陽光の減少による脳内ホルモンの分泌低下が関与しています。日照時間が急激に減少する秋は、誰もが落ち込みやすくなります。
脳内ホルモン「セロトニン」には心をポジティブにして、自律神経のバランスを整える働きがあります。別名「幸せホルモン」とも呼ばれ、健康的な生活に欠かせないホルモンです。
このセロトニンを脳内に分泌させるスイッチとなるのが「太陽光」です。目の網膜に入った太陽光をセロトニン神経がキャッチし、これがスイッチとなって脳内からセロトニンが分泌されます。
だから、日照時間が少なくなる秋は、太陽光をキャッチする機会が急激に減少して、セロトニンが減少する。つまり、幸せホルモンの分泌が低下するため、落ち込みやすくなるのですね。
こうして、秋になるとだるくなったり、憂うつになったり、熟睡できなかったりする人が増えるそうです。心とお日様が関係しているなんて驚きですよね。
セロトニンを増やすにはどうしたらいいの?
まず、朝は早起きしてカーテンを開け、太陽光をできるだけ浴びましょう。
その時にストレッチをすれば、血行が良くなり、仕事や家事も効率が上がるかも。
次は、食事からアプローチ。
セロトニンの材料となる「トリプトファン」と呼ばれるアミノ酸は私たちの体内で生成することができません。だから、食事から摂りましょう。トリプトファンが多い食品は、
豆腐(98mg)、豆乳(53mg)などの大豆製品や、プロセスチーズ(291mg)、牛乳(42mg)、ヨーグルト(47mg)などの乳製品です(以上、可食部100gあたりの含有量)。
摂取量の目安は、体重1kgあたり2mg程度。体重が60kgの方の場合は120mgとなりますね。トリプトファンは、1日に6,000mg以上とると肝臓に障害が出る恐れがあります。通常の食生活の中で6,000mgを超える可能性は低いですが、トリプトファンをサプリなどで補いたい人は、1日の目安量を守るようにしましょう。
GABAを飲んで活気・活力感を取り戻そう!
そうは言っても、仕事、家事、育児で忙しい毎日。日光浴をする暇もない。トリプトファン量を計算して、献立を考える・・・大変ですよね。
そこで、手軽に摂取できる機能性食品もおすすめします。
日常生活で一時的に活気・活力感が低下している男女に、GABA 100 ㎎を1日、1回飲んでもらった場合に、GABAを含まない食品と比べて、活気・活力感の低下が有意に軽減されたことが報告されています。
GABAは、植物や動物、人の体内に存在し、リラックスをもたらすアミノ酸です。
GABAを飲めば、うれしいことがもう1つ!
肌荒れや疲労、睡眠の不調を感じる女性に、GABA 100 ㎎を1日、1回飲んでもらったところ、GABAを含まない食品と比べて、肌の弾力性指標が有意に改善されたという報告があります。
また、肌の奥深く、真皮に存在する線維芽細胞(ヒト由来)にGABAを与えた場合、線維芽細胞によるコラーゲンとエラスチンの生産性が高まることが報告されています。(図1のA、図2)。
さらに、線維芽細胞は紫外線を浴びると、コラーゲンを壊す酵素を作りますが、GABAはこのコラーゲン分解酵素(MMP-1)の合成を抑えることもわかりました(図1のB)。
GABAを摂取すると、そのままの形で血中に入ることが確認されています。血流に乗って線維芽細胞に届けられたGABAはコラーゲンとエラスチンの生産を促します。

図1 線維芽細胞(ヒト由来)におけるコラーゲン生産遺伝子発現量(A)とコラーゲン分解酵素遺伝子発現量(B)

図2 線維芽細胞(ヒト由来)におけるエラスチン生産遺伝子発現量と免疫染色
お肌の調子も気になるこれからの季節。GABAを試してみてはいかがでしょうか。
ライター紹介
機能性評価のエキスパート。
健康に役立つ、確かなエビデンスを追究します。
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