宇佐が誇るスーパーフード『宇佐クロダマル』



美容や健康に役立つと注目されているスーパーフード。

チアシードやキアヌ、アサイーなどが有名ですが、日本にも伝統的スーパーフードが存在することをご存じですか。

今回はジャパニーズスーパーフードである黒大豆「クロダマル」をご紹介します。

 

 

クロダマルの特長

「クロダマル」は、九州沖縄農業研究センターが九州など暖地向けに育成した黒大豆です。

「坂上2号」を母、「新丹波黒」を父として交配し、育成された大粒の黒大豆で、ふっくらとした丸みとつやがあり、甘みと風味が高いことが特長です。

 

 

黒大豆の機能性

クロダマルの煮豆や煮汁にはアントシアニンが豊富に含まれており、高い抗酸化活性を示します。「のどに良い」、「冷え性改善」、「利尿作用」があるとされ、民間療法で利用されてきた歴史があります。

また、黒大豆の種皮にはポリフェノールが豊富に含まれており、生体のエネルギー代謝を活性化し、高血糖や肥満を抑制することが報告されています。

 

 

宇佐とクロダマルの関係

大分県宇佐市は県内最大の穀倉地帯で、黒大豆「クロダマル」の全国トップクラスの産地です。

宇佐で生産されたクロダマルは「宇佐クロダマル」とも呼ばれています。

クロダマルの播種や収穫を体験できる「宇佐クロダマル物語」というイベントも開催されています(※令和元年度情報)。

実は先日、家族で宇佐クロダマル物語の枝豆収穫体験に参加してきました。

我が子(小学生)は枝豆と大豆が同じものだと知らず、大豆の未成熟な状態が枝豆だと知って大変驚いていました。

宇佐クロダマル物語は、食育にもおすすめのイベントです。

 

 

おわりに

地方には目立たないながらも、優れた機能性をもつ食材がまだまだたくさんあります。

機能性農産物を上手に活用し、無理なく楽しく健康を維持したいですね。

 

 

≪参考資料≫

農研機構HP https://www.naro.affrc.go.jp/collab/breed/0100/0109/001401.html

日本食品科学工学会誌 2013年 60巻 9号 p.534-539

 

 


ライター紹介

ゴトウタカヒロ

博士(農学)

「発酵大麦エキス」の農業利用を研究中。
食品用途以外での可能性を広げます。

 

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