年末にかけて、交通事故に気を付けましょう!
12月は忘年会やクリスマスなどのイベントが目白押しで、会社では仕事納め、と“他の月よりも忙しい”と感じる人が多いのではないでしょうか?
そこで、こちらのグラフをご覧ください。
交通事故死者数を月別に表示したものですが、交通事故死者数は秋から年末にかけて増加し、12月にピークを迎えるようです。気が焦ると、交通事故を起こしてしまうかもしれません。

図1 内閣府 平成26年度交通事故の状況及び交通安全施策の現況より
交通事故が起こりやすい時間は、朝と夕方
次のグラフは、茨城県警の報告(調査期間:2017年10月~11月のうち3日間)ですが、朝(6時~10時)と夕方(16時~20時)の時間帯に事故が多く発生しています。おそらく、この時間帯の交通量が多いことや、日没前後の時間帯は視認性が低下していることが要因と思われます。一方で死者数は、事故発生件数が多い夕方が最も多いですが、深夜から早朝(22時~6時)で、事故発生件数が少ないのに対して、死者数は多くなっています。
おそらく深夜は交通量が少ないため車の走行速度が上がっており、事故が死亡に直結してしまうと考えられます。
睡眠時間6時間以下で事故リスクが急上昇!
アメリカ自動車協会交通安全基金が以下のような内容を報告しています。
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7時間睡眠をとっている場合と比べて、
睡眠時間6〜7時間 事故リスク1.3倍
睡眠時間5〜6時間 事故リスク1.9倍、
睡眠時間4〜5時間 事故リスク4.3倍
睡眠時間4時間未満 事故リスク11.5倍 ※1
※1 4時間未満の状態は、飲酒運転(血中アルコール濃度 0.12~0.15)と同程度の事故リスク
引用:国運輸省道路交通安全局(NHTSA) 2005年から2007年までにアメリカで起こった7,234人のドライバーと、4,571件の事故調査による
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また、厚生労働省が2006年にトラックドライバーを対象に実施した「過労運転などによる交通労働災害防止に係る調査研究」でも、睡眠時間が5時間未満の運転手は、5時間以上の同業者に比べて「ヒヤリ・ハット体験が2.3倍も高いとも報告されています。
【参考文献】
Brian C. etal., Acute Sleep Deprivation and Risk of Motor Vehicle Crash Involvement, Foudation for Traffic Safety(2016)
12月は交通事故が最も多く発生する時期です。
交通事故を予防する方法のひとつとして、しっかりとした睡眠をとることが大切です。
睡眠は「時間」も大事ですが、「質の良さ」がもっと重要です。
質の良い睡眠をとるために、就寝前の習慣(寝室の環境を整える、寝る前スマホをしない、など)や日中の過ごし方を見直してみましょう。また、睡眠をサポートしてくれるサプリ(GABAやテアニンなど)もおすすめします。
しっかりと睡眠をとり、安全運転でドライブを楽しんでくださいね♪
酒の研究者から一転、機能性食品の熱血営業マンに。
発酵大麦エキスの魅力を余すことなくお客様にお伝えします。