辛い味は味ではない?「辛い」の感覚とは何か



辛い食べ物、皆さんは好きですか?

私は辛い物が好きなので、辛いメニューが多い四川料理、タイ料理、韓国料理なども大好きなのですが、辛い物を食べた後に少し気になることがあります。

 

 

辛い物を食べるとお尻が痛くなる!

食べているときはとても美味しいのですが、次の日に下痢をしたりお尻が痛くなったりすることがあります。

滑稽なようですが、花椒がたっぷりかかった麻婆豆腐や、唐辛子の効いたガパオライスなどは、お休みの前の日などでなければ、なんとなく安心して食べらません。

このように、辛いものでおなかの調子が悪くなったりお尻が痛くなったりする人は珍しくないようです。

 

辛い物を食べると下痢をするのは、辛み成分が胃の粘膜を傷つけることがあるからです。一時的に下痢をする程度ならそれほど深刻でもありませんが、程度が過ぎると、本格的に胃を痛めて胃潰瘍などの疾患に発展することがあるので、食べすぎには注意したいところです。

また、お尻が痛くなるのも辛み成分が原因です。

例えば辛み成分として知られるカプサイシンは体内で吸収されにくいので、便中にもカプサイシンとして残ります。そのため、排便の際には肛門付近が刺激されてお尻が痛くなってしまいます。

 

 

お尻は「辛さ」を知覚しているのか?

カプサイシンが肛門付近の神経を刺激すると言っても、お尻が辛いと感じているわけではありません。

私たちは食べ物の味を、口の中にある「味蕾」という器官で感じ取っています。味蕾は特に舌に多く存在し、人間の場合、舌に存在する味蕾の数は10,000個程度となっています。

食品の味は、過去には金属味や刺激味などの特異なものも定義されていましたが、現在は味蕾で感じることができるものを「基本味」と位置付けるのが一般的。味蕾が知覚できるのは、甘味、酸味、塩味、苦味、うま味の5つだけで、辛味は厳密には味ではありません。

 

「辛さ」を感じているものは何でしょうか。例えば辛い物を食べたとき、口の中が熱くなる感覚を覚えることがあります。また、メントールなどのスース―冷たい感じがするものも「辛い」と表現することがありますね。また、辛い物を食べていると口がビリビリと痛みを感じることもあります。

これらのことからもわかるように、現在では、辛みは温感や痛感として感じる刺激に分類されています。

歯磨き粉が辛い!というときもありますよね

 

辛いもの、特にトウガラシなどの体が熱くなるような辛さの食べ物は、夏になると無性に食べたくなるもの。辛い物を食べると大量の汗をかきますので、体温を下げるのにはぴったりの食べ物です。

ですが、刺激が強すぎるとおなかを下してしまいます。ちょうどよく食欲を刺激する程度に、美味しく食べていきたいですね。

 

 


 

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