使用している大麦の原料原産地はどこですか?
発酵大麦エキスの原料大麦は、オーストラリア産、国産を使用しています。
発酵大麦エキスは、麦焼酎「いいちこ」の醸造過程でつくられる「大麦発酵液」から有効成分を抽出したエキスです。
1979年に「いいちこ」が誕生した当初は、食糧管理法に基づき国から供給される大麦を使用して製造されていましたが、その後三和研究所にて焼酎製造に適した大麦を探求し、世界でも指折りの大麦生産国であるオーストラリアの大麦集荷会社や大学との共同研究を実施。さらには現地に赴いて情報交換を行ってきました。
そうした活動を通じて醸成された信頼関係から、主要原料としてオーストラリア産大麦を使用しています。
オーストラリアでは輸出大麦の安全・安心を担保する体制が確立されており、オーストラリア国内において厳しい品質基準が設けられています。
また、日本に輸入される前にサンプルを調達し、品質検査と残留農薬検査を実施。さらに入荷された大麦についても抜き打ちで残留農薬検査を実施しています。
このように何重にも検査する事で品質の確かさと安全性を担保しています。
国産大麦はすべて大分県産です。
大分県との共同プロジェクトで、日本国内で初めて焼酎製造適性のある大麦として評価された「ニシノホシ」という品種を使用しています。
三和酒類(株)では栽培普及活動、生産者様との意見交換を通して、ニシノホシ生産の拡大に努め、国産大麦の良さを生かした商品づくりのための研究を日々行っています。
原料大麦への取り組みは、三和酒類(株)の社会環境報告書でご紹介しています。
- SANWA Action Report 2018(社会環境報告書)
https://www.iichiko.co.jp/comp/environments/SANWA_Action_Report_2018.pdf